百病払い祈祷の説明に入る前に簡単に真言密教についての
説明を致します。
弘法大師空海上人が中国(唐)の恵果阿闍梨より伝授され日本に
真言密教を伝来した。時に西紀806年のことであった。
当時7人の高祖によって三国伝来され弘法大師で8人目の祖師。
嵯峨天皇の帰依もあり鎮護国家 済生利人のための祈祷を
五十数回行うために京都へ通われた。
本尊は大日如来でありこの宇宙の根本存在であるが太陽神
ではない。宇宙の永遠性、普遍性を仏としたものだ。
御祈祷はまた修法とも言い金剛界 胎蔵界の諸尊を供養する。
またその行法には観法を伴う。観法は特色が有り金剛界だけでも四無量心観
五相成身観、 道場観、 入我我入観 、字輪観とあり各諸尊にはそれぞ
れの観法がある。
聖運寺の本尊は十一面観世音菩薩であるから
十一面観世音菩薩法を修法するが、また、毘沙門天の護摩供養や
金輪仏頂尊の星供護摩も修行することになっている。師僧から直接伝授された修法は
行っても良いことになっているが勝手に次第を手に入れて修法することは禁じら
れている。
すなわち師から直接伝授された修法しか行ってはならない。
行者にとってこの修行は生命そのものであり至心に行わなけ
ればならない。
加持とは「仏日の影、衆生の心水に現ずるを加といい、
行者の心水よく仏日を感ずるを持という」と弘法大師は
その著書「即身成仏義」の中で述べている。
本尊、行者、願主の三身平等の入我我入観を行うので
当山では願主に祈願後お守りを渡す時必ずその祈願の本尊の真言を
御授けしている。
彼、彼女にとっての悩みは本尊に出会う入り口でほんのきっかけ
にすぎない。得たいと思ったことよりもおおいなる至福を受け
取れるよう真言を授けてきた。
願主にとっては病気がなおりさえすればいい。 家が繁栄
しさえすればいい。のかもしれないが これはほんの入り口でしかないのだ。
広大無辺の慈悲の海のなかにいることに 気がついて本尊の御心を頂戴して
そのはたらきの一部分を自分の仕事とする こと。
百病払い祈祷
この祈祷は当山に伝わる却温神呪経法といわれる平安時代
後期から修法されている次第を当山中興慧忍和上が書写されたもの
で病気平癒に大いに効験があるとされています。
現代では四万六千日の観音さまの縁日に御参りの参拝者に
祈祷札を授けることにしていますので遠方の方は
こちらへ御申込み下さい。
聖運寺百病払い祈祷守護のしおり
観音様のご縁日。陰暦七月十日の功徳日における一善、一行は四万六千日分
に向かうとして古来からの縁起に基づいて当寺のご本尊、十一面観世音菩薩百病
払いの秘法を厳修しお守護をお分かちして無病息災、福寿長命の至福を戴かれ
ます様祈念致します。
御加持の仕方 浄器に(コップ等に)浄水を入れてお守護札の前に御供えして
お守護に同封の霊木の枝を持って浄水に差し入れてよく観音様を念じ「おん
ばん」と唱えつ枝で御水を頭頂、患部、等へ注いで下さい。何回もくり返し行う
ようお勧めします。また来年の四万六千日の日までご守護を大切に戴いて更に
新しい御守護を受けて下さい。古いご守護は当寺へ返してお廃止して下さい。
どうぞ至福の日々で有ります様念じてやみません。
みほとけを慕いてここはふだらくや
真如じょうどの都にぞ入る
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鎮護国家
国家を神仏に加護してもらうことによって国民全体の救いが
ある。国家が滅亡すれば国民も不幸だ。
「有情世間と器世間を合して名付けて国となし、般若は能くこの二世間
を護って災いをはらい福を招く故に護国と名づく。」仁王経開題 より
済生利人
世を救い、人々に利益を施すこと、これが御大師様の願いであり
御修行である。また即身成仏の教えはこの現世の我が身は本尊大日如来の
一部分としての自覚をもち慈悲の行を行う。という教えであり
福利の実践を行って如来の子としての働きを勧めている。
十一面観世音菩薩
御真言 オンマカキャロニキャソワカ
身白肉色にして四臂十一面を具せり 前に当たる三面は寂静の相なり。
左辺の三面は威怒の相、右辺の三面は利牙出現の相なり。
後の一面は咲怒の容なり最上の一面は如来の相なり。
頭冠の中に化仏いませり。右の第一の手は念珠を持ち、
第二の手は施無畏左の第一の手は蓮華を持し
第二の手は軍持を取る。
種々の瓔珞を以ってその身を荘厳せり。
無量の聖衆前後にい囲繞せり「道場観」より
また表白には「それ十一面観自在菩薩といっぱ悲願余聖
を超え利益愚凡に被らしむ。これを仰ぐ者は諸病諸難
たちどころに除き、これを念ずる者は怨敵怨魔跡を断つ。」
と述べられている。当山に伝わる却温神呪経法きゃくおんじんしゅきょうほう
はとくに伝染病や難病に百病払いの御祈祷として霊験あらたかである。
国の内外、事繁く打ち過ぎて本年も早く、歳晩が逼りました。
年内は好悪の出来事数ある中に於いて度々の中国四国の台風による風水害と新潟の中越地震の被災された皆様に対しては衷心惻隠の情を禁じえません。被災された方々へお見舞い申し上げます。何方も歳晩ご多忙中と拝察いたし万端に有終ご満悦のお歳暮お祝い申し上げます。
小院こと十方檀信徒各位の御厚情を賜わり、幸い無事感恩報謝理念により国土安穏有無良縁豊楽如意祈誓の本、消光罷り居り、深く感謝申し上げます。
仍て近年益々世道人心の荒廃道徳心の失墜、生命の軽視等、憂慮に堪えません。
来る年始には例年に増して檀信の皆様特段のご精励と無上のご多幸を祈念して左記の通り年頭祈祷会を修行致したく存じますのでどうぞお繰り合わせの上ご参詣の程ご案内申し上げます。
頓首
平成21年12月
檀信徒各位
真如院 住職 石原伸俊
名誉住職 石原戒幢
総代 家守 斉
岡部惣一
三宅 通
浮田憲一
石井英則
世話人一同
記
身体堅固 諸災殄滅 家運隆昌 福寿増長年頭祈願会
有財城 毘沙門天尊護摩供勤修
○とき 平成22年1月6日(水曜)午後1時
○ところ 当山本堂にて
○ご祈祷後、 法話、金剛界曼荼羅について
○護摩木の表に御祈願ごと、裏にはお名前お年をご記入して下さい。護摩木は当日受付にも有ります。